アクション×コメディの黄金タッグが再び!
『ラッシュアワー3(Rush Hour 3)』は、シリーズ3作目にして舞台をパリへと移した、
よりスケールアップした痛快バディ・アクションです。
ジャッキー・チェンとクリス・タッカーの名コンビが、国際陰謀に立ち向かいながらも、
変わらぬ掛け合いとキレのあるアクションで魅せてくれます。
Contents
主なスタッフとキャスト
監督:ブレット・ラトナー
『ラッシュアワー』シリーズを通して、テンポの良い演出とユーモアを融合させた
作品作りに定評のある監督。
主なキャスト
ジャッキー・チェン(リー警部)
真面目で誠実、武術の達人でありながら心優しい香港警察の刑事。
クリス・タッカー(カーター刑事)
お調子者でしゃべり倒すロサンゼルス市警の刑事。今作でも軽快なトークが炸裂!
真田広之(ケンジ)
リーと孤児院で共に育った因縁の相手。強敵として立ちはだかる。
ノエミ・ルノワール(ジャンビエーブ)
物語の鍵を握るフランス人女性。美しさと謎めいた雰囲気で観客を惹きつける。
マックス・フォン・シドー(レイナード委員長)
国際的な陰謀に関与する謎多き人物。
イヴァン・アタル(ジョージ)、工藤夕貴(ジャスミン)
パリ編の脇を固める、個性豊かな登場人物たち。
ストーリー概要
物語は、ロサンゼルスでの警護任務中、中国大使ハンが銃撃される事件から幕を開ける。
犯人を追跡するリー警部は、その男がかつての親友であり、同じ孤児院で育ったケンジで
あることを知り、心を乱される。
カーターと再びタッグを組んだリーは、大使の娘が狙われた事件を追ううちに、
「ジャンビエーブ」という謎のフランス人女性の名に辿り着く。
二人は事件の真相を探るため、一路パリへ。
フランスの街並みを舞台に、国際陰謀、暗殺者たち、そして巨大な組織との戦いが
繰り広げられる!
映画の見どころ
① ジャッキー×タッカー、三度目のバディ芸
シリーズを通して積み重ねられてきた二人のコンビネーションは、
ますます冴えわたっています。
リーの冷静さとカーターの軽快なトーク、そのギャップが生み出す絶妙なユーモアは健在。
パリという異国の地でもそのテンポは崩れません。
② 真田広之との迫力アクション
今作最大の見どころは、ジャッキー・チェンと真田広之という、
日本と香港を代表するアクション俳優の直接対決。
特に、エッフェル塔で繰り広げられるクライマックスの死闘は、圧巻の迫力とスピード感。
これまでの『ラッシュアワー』とは一線を画す、緊張感あるアクションが魅力です。
③ パリの街並みとスタイリッシュな映像
エッフェル塔、シャンゼリゼ通り、モンマルトル──観光地としても有名なパリの街並みが、
美しい映像で存分に描かれています。
その中で展開されるカーアクションや潜入シーンは、まるでスパイ映画のような仕上がり。
④ 多言語・多文化のドタバタ劇
フランス語、中国語、英語が飛び交う中で、誤解とすれ違いが笑いを生む展開が多数。
文化ギャップをギャグに変える手法は、本シリーズの魅力のひとつであり、
今作でもパワーアップしています。
⑤ 感情の深みも加わったラスト
ケンジという因縁の存在と対峙することで、リーの内面にも変化が生まれます。
単なる勧善懲悪ではなく、友情と裏切り、選択の苦しさが描かれたことで、
アクションと笑いだけでなく、心に残る“余韻”も楽しめます。
映画の個人的な感想
『ラッシュアワー3』は、シリーズの中でももっとも映像美とスケール感に富んだ一本。
特に、真田広之の存在感が非常に大きく、彼との関係性を中心にしたドラマが作品に
厚みを加えていました。
一方で、コミカルなシーンは前作以上に洗練されており、フランス文化をネタにした
ジョークやカーターのトンチンカンな行動がたっぷり楽しめます。
ジャッキー・チェンのアクションも衰え知らずで、階段やエレベーターを使った戦いなど、
さすがのアイディアが光っていました。
個人的には、ケンジとの因縁がもっと深く描かれてもよかったと感じる部分もありますが、
テンポの良さと娯楽性は抜群。
シリーズの集大成として、納得の仕上がりでした。
まとめ
『ラッシュアワー3』は、バディムービーとしての完成度はもちろん、アクション映画、
コメディ映画、さらにはヒューマンドラマとしても見どころ満載の作品です。
パリという新しい舞台、真田広之との激突、そして変わらぬリーとカーターのコンビ。
笑って、ハラハラして、ちょっとジーンとくる。
そんな映画を探している方には、まさにぴったりな一本。ぜひ予告編をチェックして、
“最後のラッシュ”をぜひ体感してみてください!
▼ 『ラッシュアワー3(2007年) 』の予告編はこちら!
▼ 映画を観るならこちら!


▼ おまけ最新作『ラッシュアワー4(2025年) 』の予告編はこちら!