『死亡の塔』は、1973年に公開されたブルース・リー主演の『燃えよドラゴン』の
未使用フィルムを元にして作られた作品です。
ブルース・リーの急逝後に公開されたこの映画では、彼の出演シーンは限られており、
ファンにとっては少し物足りなさを感じる部分もあります。
とはいえ、アクション映画としては十分に魅力的な作品で、
特にラストのバトルシーンは圧巻です。
Contents
主なスタッフとキャスト
監督:ウー・シーユェン
ウー・シーユェン監督は、アクション映画を得意とする監督で、
特にカンフー映画において高い評価を受けています。
本作でも、未使用フィルムを使った再編集が必要だったため、その手腕が光ります。
監督の巧妙な演出で、ブルース・リーの残したシーンを最大限に活かし、
物語のテンポを保っています。
出演:
ブルース・リー(ビリー・ロー)
ブルース・リーは本作の主人公ビリー・ロー役として出演していますが、
残念ながら彼の出演シーンはごく限られています。
これは、彼が急逝したため未公開シーンのみを編集したためであり、
ファンにはやや物足りなさを感じさせます。
タン・ロン(ボビー・ロー)
タン・ロンはブルース・リーの弟ボビー・ロー役を演じます。
彼は兄の死の仇を取るために戦うキャラクターで、映画全体のストーリーを牽引します。
特にラストの戦いは見どころがあります。
ウォン・チェンリー(チン・クー;悪役)
ウォン・チェンリーは悪役チン・クーを演じます。
彼はタン・ロンと映画のクライマックスで重要なバトルを繰り広げます。
ロイ・ホラン(ルイス)
ロイ・ホランは、謎の”死亡の塔”についてヒントを与える重要な役割を果たすキャラクターです。
ロイ・チャオ(高僧)
ロイ・チャオは、物語の中でブルース・リーの師匠役の高僧を演じます。
彼の登場は、物語に深みを与えています。
映画の見どころ
『死亡の塔』にはいくつかの見どころがありますが、最も注目すべきは
ラストの戦闘シーンです。以下のポイントが特に興味深いです。
タン・ロンとウォン・チェンリーのラストバトル
映画のクライマックスでは、タン・ロン(ボビー・ロー)とウォン・チェンリー(チン・クー)が
激闘を繰り広げます。
ブルース・リーは登場せず、タン・ロンが兄の仇を取るために戦う場面です。
このバトルは映画の中で最も迫力があり、観客に強烈な印象を残します。
戦闘シーンの緊迫感やダイナミックな演技は見ごたえがあります。
謎の「死亡の塔」の設定
本作の最大の特徴は、その舞台設定です。
「死亡の塔」と呼ばれる謎の建物が物語の中心にあり、
その独特な雰囲気が映画の雰囲気を作り出しています。
塔の内部で繰り広げられる戦闘や策略が観客を引き込みます。
この謎めいた舞台が、映画をより魅力的にしていると言えます。
アクションシーンの迫力
映画全体を通してアクションシーンは迫力満点です。
特に、ラストバトルではキャラクター同士の戦闘が繰り広げられ、観る者を圧倒します。
カンフー映画ならではのスピード感や迫力が楽しめるため、
アクション映画ファンにはたまらないシーンが続きます。
映画のストーリー
『死亡の塔』は、ブルース・リーの弟ボビー・ロー(タン・ロン)が、
兄の仇を取るために戦い抜く物語です。
物語は、彼が「死亡の塔」という謎の建物に忍び込み、数々の敵と戦いながら、
最終的に悪党を倒していくというものです。
ストーリーはシンプルですが、アクション映画としての魅力が詰まっています。
映画の個人的な感想
『死亡の塔』は、謎めいた「死亡の塔」という設定が非常に面白く、
観ていると引き込まれます。
しかし、ブルース・リーの出演シーンが非常に少なく、正直言って物足りなさを感じました。
ブルース・リーがもっと多くのシーンに登場し、ストーリーに絡んでいたら
さらに魅力的な作品になったと思います。
それでも、ラストのタン・ロンとウォン・チェンリーのバトルは非常に見ごたえがあり、
アクション映画としてのクオリティは高いです。
まとめ
『死亡の塔』は、ブルース・リーの出演シーンが少ないものの、
アクションシーンやストーリー展開には魅力が詰まった作品です。
特にラストの戦いは圧巻で、映画として非常に楽しめる部分が多いです。
「死亡の塔」という独特な設定も、映画を一層面白くしています。
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