『イップマン』シリーズ第3作目、『イップマン 継承』。
今回はイップ・マンが香港で詠春拳を広める中、新たな敵との戦い、家族との絆、
そしてブルース・リーとの関係が描かれます。
この記事では、映画の見どころやキャストの紹介、そして個人的な感想を交えながら
レビューしていきます。
Contents
主なスタッフとキャスト
監督:ウィルソン・イップ
シリーズを通して監督を務める香港映画界の名匠。
今回も迫力あるアクションと感動的なドラマを融合させている。
出演:
ドニー・イェン(葉問役)
香港を代表するアクションスター。
今作ではイップ・マンの円熟味が増し、より深みのある演技を披露。
リン・ホン(チャン・ウィンシン役)
イップ・マンの妻役。病に苦しむウィンシンとの愛情深い関係が、
作品の重要なテーマとなる。
マックス・チャン(チョン・ティンチー役)
詠春拳の実力者として登場し、イップ・マンのライバルとして成長する。
マイク・タイソン(フランク役)
元世界ヘビー級王者のボクサー。西洋ボクシングの強さを見せつける。
チャン・クォックワン(ブルース・リー役)
若き日のブルース・リーを演じる。イップ・マンとの関係が描かれる。
ケント・チェン(ポー刑事役)
香港警察の人物として登場し、イップ・マンの活動に影響を与える。
『イップマン 継承』の見どころ
イップ・マンとブルース・リーの関係
本作では、イップ・マンと彼の弟子であるブルース・リーの関係が描かれます。
伝説の武術家となるブルース・リーの若き姿が登場し、
イップ・マンとの師弟関係が印象的なシーンとして表現されています。
詠春拳 vs 詠春拳
最大の見どころは、イップ・マンとチョン・ティンチーの戦い。
どちらも詠春拳の使い手でありながら、異なる流派や戦い方を持つ二人の対決は、
シリーズ屈指の名勝負となっています。
マイク・タイソンとの異種格闘技戦
なんと、元ボクシング世界王者のマイク・タイソンが登場!
彼が演じるフランクとの戦いは、西洋ボクシング vs 中国武術というテーマを体現し、
まさに映画のクライマックスの一つ。
イップ・マンの家族愛
今作では、イップ・マンの家庭生活がより深く描かれます。
妻ウィンシンの病気と向き合いながらも、武術の道を進むイップ・マンの葛藤が感動的です。
武術の道を進む者としての使命と、家族を支える夫としての責任が交差する場面は、
観客の心を打つでしょう。
香港の時代背景と武術界の争い
香港の混乱した社会情勢の中で、詠春拳の継承者としての立場を守ろうとする
イップ・マンの姿が描かれます。
武術界の権力争いと、それに巻き込まれる主人公のドラマが、物語に深みを与えています。
また、当時の香港の経済的な発展や、西洋文化との衝突も描かれ、
単なるアクション映画ではなく、時代の変遷を感じさせる作品となっています。
個人的な感想
『イップマン 継承』は、単なるアクション映画ではなく、
人間ドラマとしても非常に完成度が高い作品でした。
特に、イップ・マンとブルース・リーの関係が描かれたことで、
シリーズの歴史的な意味合いがより強くなったと感じました。
また、マックス・チャン演じるチョン・ティンチーが素晴らしいキャラクターでした。
彼は単なる敵役ではなく、野心と実力を兼ね備えた武術家として描かれ、
シリーズの中でも印象に残るライバルとなりました。
マイク・タイソンとの戦いも見どころの一つで、
ボクシングのパワーと詠春拳の技術がぶつかるシーンは、手に汗握る展開でした。
彼のパンチの威力とイップ・マンの柔軟な戦術の対比が、緊張感を生み出していました。
そして、イップ・マンの家庭のシーンは、彼が単なる武術家ではなく、
一人の夫であり父親であることを改めて実感させるものでした。
特に、妻ウィンシンとのシーンは感動的で、戦いとは違う意味で心を揺さぶられました。
まとめ
『イップマン 継承』は、アクション、ドラマ、歴史の要素が見事に融合した傑作です。
特に以下のような人にはオススメです!
・詠春拳の迫力ある戦闘シーンを楽しみたい人
・イップ・マンとブルース・リーの関係に興味がある人
・人間ドラマの要素が強い武術映画が好きな人
・香港映画の魅力を存分に味わいたい人
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