香港映画のアクションスター、ジェット・リー主演の
【ハイリスク】（原題：鼠膽龍威）は、1995年に公開された香港映画です。
本作は、アメリカの大ヒットアクション映画【ダイ・ハード】の
パロディ的要素を持ちつつ、香港映画ならではの
痛快なアクションとユーモアが楽しめる作品となっています。
今回は、映画の魅力や見どころを紹介しつつ、
個人的な感想を交えてレビューしていきます。
Contents
主なスタッフとキャスト
監督・脚本・製作：バリー・ウォン
主演：
ジェット・リー（キット・リー中尉 / 特殊部隊の元エリート兵士）
ジャッキー・チュン（フランキー / 人気映画スター）
チンミー・ヤウ（ハニー / レポーター）
ケルビン・ウォン（ドクター / 悪役のボス）
ウー・マ（フランキーの父親）
ビリー・チョウ（ソンボン / 悪役の手下）
チャーリー・ヤン（ジョイス）
チャウ・カーリン（フェイフェイ / 悪役の一員）
ヤン・ゾンシェン（チョウ・カム刑事）
映画のあらすじ
ジェット・リー演じるキット・リー中尉は、かつて特殊部隊に所属し、
優秀な兵士として活躍していました。
しかし、ある任務で失敗を犯し、部隊を去ることに。
現在は映画スターのフランキー（ジャッキー・チュン）の
ボディガードとして働いています。
そんなある日、宝石の展覧会会場が、武装テロリストによって占拠される事件が発生。
犯人グループを率いるのは冷酷な悪役ドクター（ケルビン・ウォン）。
フランキーはパニック状態の中、キットは特殊部隊時代のスキルを駆使してテロリストたちと戦いを繰り広げることになります。
香港版【ダイ・ハード】とも言えるこの展開に、アクションと笑いがふんだんに盛り込まれています。
映画の見どころ
ジェット・リーの華麗なアクション
本作では、ジェット・リーの得意とするカンフーアクションが炸裂。
ワイヤーワークやスタントを駆使したスピーディーな戦闘シーンは見応え抜群です。
特に、ビリー・チョウ演じるソンボンとの一騎打ちは、
香港アクション映画の真髄を感じさせる名バトル。
コメディ要素満載のジャッキー・チュン
フランキー役のジャッキー・チュンは、映画スターとしてのプライドは高いものの、
実際には臆病なキャラクター。
彼のコミカルな演技が映画全体のバランスを取り、
シリアスな場面とのギャップを生み出しています。
ハチャメチャな行動に笑えるシーンも多い。
香港映画ならではの過激なアクション
銃撃戦や爆破シーンも派手に展開され、ハリウッド映画顔負けのスケール感があります。
特に、ビル内での戦闘シーンは【ダイ・ハード】を彷彿とさせる迫力。
ハニー（チンミー・ヤウ）の活躍
本作では、レポーター役のハニーも重要な役割を果たします。
単なるヒロインとしてではなく、ジャーナリストとしての視点を持ちながら
事件に関与する姿が描かれ、ストーリーを引き締めています。
クセの強い悪役たち
ドクター（ケルビン・ウォン）を筆頭に、悪役たちのキャラが立っているのも魅力。
特に、ビリー・チョウ演じるソンボンは、ジェット・リーと激闘を繰り広げる強敵として
印象に残ります。
映画の個人的な感想
【ハイリスク】は、シリアスなアクションとコメディ要素が絶妙にミックスされた作品で、
香港映画ならではの魅力が詰まっています。
アクション面では、ジェット・リーのカンフーシーンが見どころ。
ビリー・チョウとのバトルは激しく、スピーディーな動きと格闘技の応酬が素晴らしい。
また、ガンアクションや爆破シーンも派手で、香港アクションの王道を感じさせます。
一方、ジャッキー・チュン演じるフランキーのキャラクターが絶妙で、
彼のコミカルな演技が映画のテンポを軽快にしています。
特に、臆病なのにカッコつけたがる姿が笑いを誘い、
シリアスな展開の中でも飽きさせません。
ただし、ストーリー自体は【ダイ・ハード】のパロディ要素が強いため、
オリジナリティの面ではやや物足りなさを感じるかもしれません。
しかし、それを補って余りあるほどのアクションとエンタメ性があり、
香港映画ファンやアクション映画好きなら十分楽しめる内容です。
また、本作は当時の香港映画界における「アクションスターとスタントマンの関係性」を
風刺したとも言われています。
そういった背景を知ると、また違った視点で楽しめるかもしれません。
まとめ
【ハイリスク】は、香港アクション映画の魅力が詰まったエンタメ作品であり、
特にジェット・リーとジャッキー・チュンの掛け合いが楽しい一本です。
アクション好き：ジェット・リーの武術が楽しめる
コメディ好き：ジャッキー・チュンのユーモラスな演技が光る
香港映画ファン：90年代香港映画の雰囲気を満喫できる
【ダイ・ハード】のようなシチュエーションアクションが好きな方はもちろん、
ジェット・リーのファンなら見逃せない作品です！
以上、映画【ハイリスク】のレビューでした。ぜひ予告編をチェックして、
興味が湧いたら本編も観てみてください！
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