『ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎行進曲』は、
1987年に公開されたシリーズ第3作目。
前作の大ヒットを受け、さらなる進化を遂げたストーリーとアクションが展開される。
原作はきうちかずひろの同名漫画で、ヤンキーたちの友情、抗争、恋愛を
コミカルかつアクション満載で描いた作品。
本作では、よりハードな戦いと、笑いの要素が絶妙に絡み合っている。
Contents
主なスタッフとキャスト
監督:那須博之
アクション映画やバイオレンス作品を得意とし、
『ビーバップハイスクール』シリーズの生みの親。
キャスト:
仲村トオル(トオル)
クールで無鉄砲な主人公。シリーズを通じて不良高校生を熱演。
清水宏次朗(ヒロシ)
トオルの親友であり、共に数々の喧嘩を繰り広げる相棒。強い絆が光る。
宮崎ますみ(順子)
愛徳高校の3年、物語に彩りを加えるヒロインの一人。
地井武男(鬼島刑事)
喧嘩騒動を見守る刑事役。物語のアクセントとなる存在。
高瀬将嗣(腹巻)
学園創立以来のワルを自称する桜ヶ丘高校の番長。
長谷川悟(リョウ)
無期停学組の危険人物で、トオル&ヒロシと激突。
ストーリー
ヒロシ(清水宏次朗)とトオル(仲村トオル)は、再び停学の危機に瀕していた。
今度停学になれば高校除籍が確定してしまうため、
真面目に勉強しなければならない状況だった。
しかし、そんな彼らの前に喧嘩を売る不良たちが次々と現れる。
学園創立以来のワルを自称する桜ヶ丘高校の番長・腹巻(高瀬将嗣)が二人に勝負を挑む。
トオルとヒロシは見事に腹巻を打ち負かすが、怒った腹巻は自分の女を利用し、
二人をおびき出すという策を講じる。さすがは進学校の番長、二人の弱点を見抜いていた。
しかし、彼女を巡る因縁が絡まり、敵も味方も入り乱れる乱闘騒ぎへと発展。
さらには無期停学の不良グループまで加わり、トオルの恋人・翔子が人質にされてしまう。
これまでにない危機を迎えたトオルとヒロシは、翔子を救い出すべく、
敵陣に乗り込むことを決意する。
最大の戦いが幕を開ける中、二人は果たして翔子を助け出し、
無事に戦いを終えることができるのか?
映画の見どころ
迫力満点のアクション
シリーズを重ねるごとに進化する喧嘩シーン。
本作では、学園抗争だけでなく無期停学組との戦いもあり、さらにスケールアップ。
巧妙な策略と心理戦
腹巻が仕掛ける策略は、これまでの敵とは一線を画すもの。
単なる力のぶつかり合いではなく、知略を巡らせた戦いが見どころ。
友情と絆の深まり
トオルとヒロシの友情がさらに試される場面が多数。
二人の絆がどれほど強いのかが描かれる。
80年代のヤンキー文化全開
ツッパリファッションや独特のセリフ回しなど、当時のヤンキー文化を象徴するスタイルが満載。
80年代の雰囲気を存分に味わえる。
予測不能のラストバトル
最終決戦では、トオルとヒロシが敵陣へ単身乗り込み、壮絶な戦いを繰り広げる。
果たして、彼らは翔子を救い出すことができるのか?
映画の個人的な感想
本作は、シリーズの中でも最も熱い展開が詰まった作品といえる。
喧嘩だけでなく、心理戦や策略が加わることで、よりドラマチックな内容となっている。
主演の仲村トオルと清水宏次朗の演技にも磨きがかかり、アクションシーンはまさに圧巻。
また、敵対する不良たちのキャラクターが立っている点も魅力の一つ。
腹巻をはじめ、クセの強い敵たちが次々と登場し、物語をさらに盛り上げる。
笑いあり、アクションあり、そして熱い友情ありの
『ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎行進曲』は、
青春映画としての魅力がたっぷり詰まった一本だ。
まとめ
『ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎行進曲(1987年)』は、
シリーズ第3作目としてさらに進化した作品であり、
迫力あるアクションとコミカルなシーンが絶妙に融合している。
那須博之監督の巧みな演出と、主演コンビの抜群の相性が光る名作だ。
この作品は、当時の不良文化を知る世代には懐かしく、今の若者にも新鮮に映るだろう。
80年代映画が好きな人、アクション映画が好きな人、そして熱い青春映画を求める人に
ぜひおすすめしたい。
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