日本映画 アクション映画

新座頭市物語・折れた杖 (1972年) 映画予告編付き

『新座頭市物語・折れた杖』は、シリーズ24作目にあたる作品で、

主演はもちろん勝新太郎。

さらに、監督も勝新太郎が手掛けた特別な作品です。

これまでの『座頭市』シリーズとは一味違った新たなアプローチが見どころの本作は、

シリーズのファンにとって非常に感慨深い一本となっています。

この記事では、映画の見どころや個人的な感想を交えつつ、

その魅力を余すところなくお伝えします!

主なスタッフとキャスト

監督:勝新太郎

『座頭市』シリーズで主演を務めた勝新太郎が、本作では監督としても活躍。

自らの役柄を演じるだけでなく、映画の全体的な方向性を決める役割を果たし、

独自の視点と手腕で映画に深みを与えています。

出演者:

勝新太郎(座頭市役)

言わずと知れた『座頭市』シリーズの主人公。

盲目の剣客として、数々の危機に立ち向かい、悪党を斬り伏せていく姿は圧巻です。

今回は、彼自身が監督を務めたことで、座頭市というキャラクターの新たな側面も見せてくれます。

太地喜和子(おこう役)

本作では、座頭市の人間味を引き立てる女性キャラクターとして登場。

彼女との絆は、物語に大きな影響を与える重要なポイントです。

中村賀津雄(大吉役)

座頭市と共に物語を進めていく男性キャラクター。

彼の存在感が映画に更なる深みを与えています。

伏見直江(信吉役)

座頭市の行動に影響を与える重要な人物。

彼の物語に対する関わり方が、映画を引き立てます。

吉沢京子(お静役)

座頭市にとってかけがえのない存在となる女性キャラクター。

物語の鍵を握る重要な役割を果たします。

高城丈二(大八役)

物語の途中で登場し、座頭市とのやりとりが面白い人物。

彼のキャラクターが一層の緊張感を生み出しています。

小池朝雄(平松役)

やり手の商人として登場。物語の進行に不可欠な人物です。

大滝秀治(武士役)

座頭市との対立を繰り広げ、物語に重要な役割を果たします。

藤岡重慶(用心棒役)

複雑な人間関係を持つ人物で、座頭市との関わりが物語を大きく動かします。

映画の見どころ

新しい座頭市像

    本作は、これまでのシリーズとは異なり、座頭市というキャラクターの新たな一面が描かれています。

    勝新太郎は、自らの経験と役者としての深い理解を基に、座頭市を演じつつ、

    監督としてもそのキャラクターに対する独自の解釈を加えました。

    今回は、ただの無敵の剣客というだけでなく、悩みや人間的な側面が強調されています。

    深い人間ドラマ

      映画は、アクションだけでなく、座頭市が人々との関わりを通じて成長し、

      変化していく様子を描いています。

      特に、おこうとの関係性が感動的であり、ただの冒険譚ではなく、

      人間的な深みを感じさせる作品です。

      アクションの美しさ

        もちろん、座頭市シリーズらしい迫力のあるアクションシーンも見どころ。

        戦闘シーンの振り返りにおいて、座頭市の剣の腕前が光り、

        切れ味鋭い立ち回りが観客を圧倒します。

        勝新太郎が監督としても、アクションシーンに対するこだわりを見せています。

        美しい映像と演出

          『新座頭市物語・折れた杖』は、視覚的にも魅力的な作品です。

          監督である勝新太郎は、物語のテーマに合わせて光と影を巧みに使い分け、

          画面全体に対する深い美意識を感じさせます。

          特に屋内の緊張感が漂うシーンや、自然を背景にした静寂の中の

          アクションシーンなどが印象的です。

          人物関係の複雑さと深み

            本作は、キャラクター同士の関係性に焦点を当て、

            ただのアクション映画にとどまらない奥行きを持っています。

            座頭市と他の登場人物との間に存在する愛憎や誤解、相互作用が、

            物語をより深いものにしています。

            個人的な感想

            『新座頭市物語・折れた杖』を観て、私は深く感動しました。

            シリーズの中でも、座頭市というキャラクターがこれほど人間的に描かれているのは

            珍しく、その変化を観ていると心を打たれます。

            特に、勝新太郎の演技は圧巻で、座頭市がただの無敵の剣士から、

            悩みや苦しみを抱えた一人の人間として描かれている点がとても素晴らしいと感じました。

            また、アクションシーンの素晴らしさももちろんのこと、

            全体的な演出やカメラワークにも監督としての勝新太郎のこだわりが感じられ、

            非常に完成度が高い作品です。

            物語の進行とともに深まるキャラクターの成長が、観客に感動を与えます。

            特に印象的だったのは、座頭市とおこうとの関係性。彼女との心の交流が、

            映画のドラマ性に深みを加え、ラストに向かっての展開が感動的でした。

            まとめ

            『新座頭市物語・折れた杖』(1972年)は、シリーズ24作目として、

            新たな座頭市の姿を描いた非常に感動的な作品です。

            アクションの迫力に加えて、深い人間ドラマと美しい映像が融合した本作は、

            シリーズファンだけでなく、時代劇やアクション映画を愛する

            すべての人におすすめできる作品です。

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